洗濯加工の種類

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洗濯の加工は以下の4種類があげられます。

  1. 撥水加工
  2. SR加工
  3. 柔軟加工
  4. 抗菌加工

1. 撥水加工

 繊維製品に水をはじき、中に滲みこむことを防ぐ加工のことをいいます。防水加工のように水も空気も完全に通さない加工ではありません。フッ素をコーティングすることで生地の表面に「撥水基」と呼ばれる突起の層ができ、これが水滴を球状にして弾き返すことで濡れづらくしてくれます。

シリコン系やフッ素系撥水剤などを用います。撥水加工のメカニズムは、蓮の葉っぱに水滴を垂らしたときに水が球状になって転がり落ちる原理です。

2.SR加工(静電気の発生を抑える)

繊維に親水性をもたせる加工を施すことによって、静電気の発生を抑え、汚れやほこりの付着を減少させます。それとともに汚れが洗濯で落ち易いようにする加工です。

3.柔軟加工

 水洗いやドライクリーニングなどでカサカサになったものに柔軟性を与える加工です。加工剤を繊維に付着させて表面の摩擦係数を低下させ、繊維同士を滑りやすくすることによってもたらされます。加工剤としては主にカチオン系、両性イオン系活性剤がよく使われてます。

4.抗ウイルス加工

 製品の表面に付着したウイルスを減少させることができる加工です。

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